地元素材を活かした商品開発で「フルーツ王国」和歌山を発信!
専門性を活かして地元に貢献するため「Uターン」就職
中野BC株式会社で商品開発に携わる「リケジョ(=理系の女性)」、大西さん。県内の高校を卒業後、県外の大学の農学部に進学し、温州みかんの機能性について研究。そこで身につけた専門性を活かして地元の和歌山に貢献したいとの思いから、高い研究開発力をベースに斬新な商品を次々と世に送りだす中野BCに、平成25年、入社しました。
以後、青柿を使用したサプリメント、新品種の梅を用いたシロップ(「露茜〔つゆあかね〕シロップ」)や梅酒(「エルダーフラワーの梅酒」)の開発担当として経験を積み、現在は、新品種の梅「翠香(すいこう)」の加工品の開発を担当しています。
モットーは「大切な人にプレゼントしたくなるものづくり」
商品開発の仕事をする上でモットーにしているのは、「大切な人にプレゼントしたくなるものづくり」。自分自身が、大切な人に自信をもってプレゼントできるような商品を生み出せるよう、試行錯誤を重ねながら、研究開発に取り組んでいます。
中野BCには、「ものづくり」を支え育む環境が整っていると大西さんは言います。「社内はとても風通しがよく、お互いに何でも相談しやすい雰囲気があります。社員間のコミュニケーションが円滑で、チームで良い商品を生み出そうという意欲に満ちています。また、社員のスキルアップを支援してくれる制度があり、資格取得に必要な費用について補助を受けることもできます。私も、その制度を利用し、知財関係の資格を取得しました。恵まれた環境でものづくりに携わることができ、うれしく思っています。」
結婚を機に変わった目線や価値観を商品開発につなげる
プライベートでは、現在、結婚1年目。共働きで、家事はパートナーと2人で分担。職場の理解と協力のもと、仕事と家庭の両立にがんばっています。「遅くまで残っているときは、『先に帰っても大丈夫?』などと、心温まるお声をかけていただいています。部署のみなさんに、日ごろからお気遣いとご配慮をいただいているおかげで、両立できています。」
結婚を機に、自身の価値観、生活に対する意識や考え方、物事を視る目線が変わったとのこと。その変化は商品開発に活きてくると、大西さんは言います。「変化した目線を意識しながら、以前にはどう感じていたかという感覚も忘れないように努めることで、自分自身の中に、いろいろなタイプの女性の目線や意識、感覚を蓄積させることができます。そうして蓄積した、あらゆるターゲット層の女性の目線・意識・感覚を活かして、魅力的な商品を開発していきたいです。」
和歌山に眠っている素材を活かした商品開発で「フルーツ王国」和歌山を発信!
今後の目標は、「和歌山の素材を活かした商品を開発し、世に発信していくこと」と大西さん。「和歌山には、おいしくて機能性にも優れた素材がまだまだ眠っています。その潜在的なパワーを引き出して商品開発に活かし、中野BCから発信していくことで、愛着のある地元、和歌山に貢献できればと思っています。」と抱負を語ってくれました。