西日本旅客鉄道株式会社 和歌山支社

西日本旅客鉄道株式会社 和歌山支社

次の一歩へ。地域と共に。

企業紹介

北陸から近畿、中国、九州北部まで2府16県に及ぶ幅広い営業エリアを持つJR西日本。和歌山支社では、和歌山県内の和歌山線・阪和線・紀勢線の3つの路線を管轄しており、紀勢線は「きのくに線」の愛称で地域の人々に親しまれています。安全を第一に、人々の生活の一部として日々技術やサービスの向上に努めており、そのために何よりも大切であると考えていることが、社員が自ら考えて行動する「考動」です。社員一人ひとりが「考動」し、その力を存分に発揮するとともに、その「考動」を「チーム」として結集することによりさらに活躍の幅を広げることができる職場環境づくりを進めています。ワーク・ライフ・バランスとキャリア形成を支援する取り組みを充実させ、仕事と子育ての両立支援を継続して実施。夫婦で子育てを一緒にしたいという社員の意識を会社が後押しできるよう制度を活用しやすい環境づくりにも取り組んでおり、男性社員も積極的に育児休業を取得しています。次世代育成支援対策推進法に基づく「子育てサポート企業」として3回、くるみん認定を受けています。

取組のきっかけ

大きなきっかけとなったのは、平成11年度の労働基準法改正です。深夜業制限の撤廃により女性の採用を本格化するとともに、女性社員の活躍に向けて制度づくりを行いました。現在は制度をいかに利用してもらうか運用面での取り組みを強化しており、制度を利用しやすく、安心して戻ることができる職場環境に向けて社長自らが明確にメッセージを発信し、会社全体で作り上げていく姿勢を大切にして取り組んでいます。

主な取組

  • 「ワークライフバランスサポートブック」で就職から退職までをサポート
    福利厚生の全てを網羅するサポートブックを全社員に配布。結婚~妊娠~出産~育児~復職に至るまでに利用できる制度や給付金等についてもわかりやすくまとめています。
  • 初めてでも安心!「子育て支援リーフレット」
    先輩社員の声をもとに、出産前後・育休中・復帰後に必要な社内外の手続きを「ToDoリスト」としてまとめ、妊娠した社員に対して配布。社内LANにも掲載し、誰でも確認することができます。 
  • 女性社員のための「意見交換会」
    ①人事課による制度の説明②ロールモデル社員の経験談の紹介③ディスカッションの3部構成。ディスカッションでは1つのテーブルの人数を小規模にして、ロールモデル社員を必ず配置、意見交換だけでなく悩み相談もしやすくしています。子どもと一緒に参加することも可能です。
  • 社員一人ひとりの手元へ届くメッセージ
    ワーク・ライフ・バランスを充実させて、一人ひとりがいきいきと働くことができる環境を作っていこうというメッセージを、支社長が年度計画の中で発信しています。
  • 法定を上回る育児休業制度
    育児休職という名称で制度化しており、子どもが満3歳に達するまで取得することができます。
  • 短日数勤務制度
    小学校3年生の年度末までの子どもを養育する社員を対象に、適用期間中のひと月の労働日数を4日もしくは2日減らすことができる制度です。子育ての時間をより一層確保しながら職場でも活躍できるようサポートします。
  • 労働時間管理検討会
    時間外労働の削減に向けて定期的に開催し、より時間生産性の高い働き方に向けた議論を行っています。

社員の声

和歌山電車区 運転士 Aさん

育児休職中に参加した、復職された先輩社員との意見交換会で、自分自身のキャリアをイメージすることができたことや、短日数勤務制度が後押しとなり、運転士として復帰することができました。現在は、家族や職場の理解のもと育児と仕事を無理なく両立できています。

今後の取組

駅員、車掌、運転士や保線、電気といった技術系統など、各分野で女性が増えてきていますが、全体の割合で見るとまだ少ないのが現状です。女性の活躍推進に向けた職場環境づくりに加えて、女性の積極的な採用にも力を入れていきたいと考えています。また、男性のさらなる長期の育児休業の取得推進など、女性だけではなく、男性もワーク・ライフ・バランスを充実させ、全ての社員が活躍できるよう取り組んでいきます。

掲載日:2016年9月14日
最終更新日:2016年12月12日

基本情報

事業内容 鉄道事業等
企業名 西日本旅客鉄道株式会社 和歌山支社
創業 1987年4月
所在地 〒640-8343 和歌山市吉田94番地の1
TEL 073-425-6092
代表者 執行役員 和歌山支社長 伊藤義彦
従業員数 1,045人(2016年4月)
URL https://www.westjr.co.jp/