“Face to Face”頼りがいのある地域のベストバンク
企業紹介
和歌山市に本店を置き、和歌山県内及び大阪府南部を事業区域とする金融機関です。明治以降に県内各地で創立された信用組合が合併・改組し、平成5年にきのくに信用金庫として誕生。「お客様志向」「地域密着」「堅実経営」を経営理念に、安定した利益と健全経営を維持しながら、お客様の立場に立った質の高い金融サービスを提供しています。その中で、お客様の幸せとともに注力していることが「職員の幸せ」です。お客様の笑顔は職員の笑顔からという想いのもと、仕事と家庭の両立支援に取り組み、さまざまなことに挑戦できる職場づくりを進めています。女性職員の育児休業取得率、その後の復帰率はともに100%を実現。男性の育児休業取得者も増えており、その成果から平成28年に次世代育成支援対策推進法に基づく「子育てサポート企業」としてくるみん認定を受けました。
取組のきっかけ
女性活躍の気運が社会全体で高まる中、女性職員に業務経験やスキル、ノウハウを活かして意欲的にチャレンジしてもらいたいと考えたからです。育児休業を取得して復帰する職場風土が形成され、担当業務の幅も広がっていますが、営業職などになるとなかなか踏み出せずにいる女性職員もいました。そこで、形のない中では職員も行動しにくいと考え、制度化して取組を行っていくことにしました。
主な取組
- 充実した育児休業制度
経済的負担を軽減させるため、育児休業の最初の1週間を有給化。また、休業中の職員に対して定期的な情報提供を実施し、スムーズな職場復帰をサポートしています。 - 男性の子育て参画の促進
子の出生時に3日間取得できる「配偶者分娩の特別休暇」(有給)を設けています。庫内誌などを活用し、育児休業を含めた休暇制度の周知や意識啓発を実施。対象となる男性職員には人事部から積極的な声かけを行っています。 - 女性職員の職域拡大のための育成プログラム
女性がより幅広い分野で活躍できる環境を整えるため、女性職員の職域拡大を図る育成プログラムを実施。カスタマーサービス(CS)職から総合職への転換を希望する女性職員を対象に、営業等の異なる分野での業務経験を段階的に積んだ上で、総合職に転換できる制度も設けています。 - 休暇を取得しやすい環境づくり
支店単位で計画的に業務のローテーションを実施。課内での担当業務の入れ替え、お昼の時間帯のみあるいは1日1時間のみの他課業務従事など、比較的手軽に実施できるローテーションの手法も取り入れ、普段から皆で仕事をシェアすることで休暇等による人員の変動にも柔軟に対応できる組織づくりを進めています。 - 多種多様な休暇制度
年に一度5営業日連続の休暇を取得できる連続休暇制度や誕生日や結婚記念日など半期に1日自由に設定できるアニバーサリー休暇を設けています。また、年次有給休暇は半日単位で取得が可能。 - 利用しやすい特別休暇で仕事と家庭の両立を支援
子どもの看護や家族の介護に安心して携わることができるように、子の看護休暇・介護休暇を有給で制度化しています。 - 余暇余暇DAY(ノー残業デー)
月に3日の定時退庫日を設定し、所定外労働時間の削減を促進しています。
職員の声
人事部 三角さん
育児を少しでも手伝おうと、2日間だけでしたが、育休を取得させてもらいました。育児のほんの一部を手伝ったり、家事を手伝ったりでしたが、妻からは「本当に助かるわ。男性も育休を取得できる会社っていい会社ね」と喜んでくれたのが印象的でした。現在、人事部で啓発を行うものとして、自分の育休取得経験を伝えるとともに、上司等にも協力をお願いしています。最近では、徐々に男性の育休取得も定着化してきていると感じています。
今後の取組
仕事と家庭を両立するため、利用できる制度は有効に活用してもらいたいと考えています。現時点での取組を着実に普及・実現していくとともに、育児だけでなく、病気や介護等さまざまな事由に対して、誰もがより制度を利用しやすい環境を整備していきたいと考えています。
掲載日:2017年7月25日
基本情報
事業内容 | 金融業 |
---|---|
企業名 | きのくに信用金庫 |
創業 | 1911年8月 |
所在地 | 〒640-8655 和歌山市本町二丁目38 |
TEL | 073-432-5000 |
FAX | 073-436-6491 |
代表者 | 理事長 田谷節朗 |
従業員数 | 931人(2016年9月) |
URL | http://www.kinokuni-shinkin.jp/ |